賃貸の興味深さ

傷ついた相手は、その悲しみや痛みを感じとれる人がそばにいてくれると、慰められるのだ。
また、死を取り消すことはできない以上、その現実だけでなく、相手の痛手や問題を解決できない非力さも受け入れるしかない。 素直にかかわるというのは、相手とともに静かに耐えることでもある。

あなたの沈黙のおかげで、相手が自分の気持ちを表すゆとりをもったあとでも、より寡黙でいるほうがいい。 ショック状態にいるときは、まわりの人の言うことはほとんど耳に入らないものだ。
そうかといって、相手を無視したり、喪失感を見すごしてはいけない。 ただ、静かなときをおしゃべりで埋めるのは避けたほうがいい。
沈黙という難しい時間を耐えると、かわりにあなたの心づかいが大いに語り出すのだ。 「あなたをコントロールしようとは思いません。
とくに何もできないでしょうが、あなたと一緒にいます。 あなたの人生もあなたも見放しはしませんよ」。
誠心誠意のかかわりとは、痛みを体験し、表現するように勇気づけながら、相手とのつながりを保つという意味でもある。 忍耐強く、もの静かに、心の耳で聞くのだ。
そうやって相手に注意を払えば、相手は自分の否定的な感情を隠す必要はないのだと感じるようになる。 自分が聞いてもらっていると察知すると、とくに言葉でない部分の率直さを感じて、今自分に何が起きているか話すようになるだアイコンタクトによって、相手はあなたがごく近くにいて、自分の寂しさを取り上げてしまわず、むしろ分かち合おうとしているのを知る。
とくに何も言えない状態にいればなおさら、相手の目の中に、彼らがどんな気持ちでいるかは、はっきり見てとれる。 大丈夫だと言いながら、目がぬれていれば、あなたに心の痛手を伝えているのだ。
もし許されれば、相手の目と目を合わせ、抱擁し、それから相手がひとりで悲しみにひたってほしくないという気持ちを瞳を通して返すことができる。 悲しみに暮れる相手のために誠心誠意かかわりたいと思っても、できないことがある。
まず、相手を慰め、心にかけていると印象づけようという目的で、自分も気が滅入って痛みを感じていると見せかけても通じない。 だが、あなたが途方に暮れていると打ち明けたり、純粋な気持ちで涙を流すなら、相手も泣いてはいけないなどと気にせずに、素直に悲しみにひたれる。
同時に、相手の悲しみであなた自身が打ちのめされたり、消耗するのはよくない。

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